【アニメ】BS,CS,CATVはアニメ視聴の救世主足りうるのか?

先月の暮れ、年の瀬に我が住処にもBS・CSを導入し、今月からはAT-Xも契約した。

契機らしい契機は無いのだが、アニメ視聴に本気度が足りてないというのは常日頃の己の発言から見ても明確だったので、締りを出すためにもこれは必要な事案だと感じていたし、実際CATVを安くひける環境にもあったので、これはやるしかないだろうと思い、ケーブルを何本も繋いでごちゃごちゃとした機器を取り付け、視聴に臨むこととなった。

しかしここで問題が生じた。


「何時にどんなアニメやってんだ??」



1.地上波人間の苦悩



地上波のアニメに慣らされていると、大体何曜日のどの時間にまとまって何本のアニメがあるか把握できるものだが、アニマックスやキッズステーション、AT−Xといったチャンネルは日がな一日、新旧問わずさまざまなアニメが放映されている。
これでは、ゆるふわアニメ視聴に暗雲が立ち込める。1日2話分放送したりされると、余計に何がなんだかわからなくなる。これでは混乱の一途だ。
おまけに、現行のトルネのみでは録画もままならない。早急にナスネを購入する必要が出てきた。ううむ、参る。

このカオスを生む要因としては4クールアニメや1クールアニメなどの長さの違うアニメが大きな区切りや改変期でもないときにいきなり入れ替わったりする忙しさにあるのではないか、という推論から導き出した結論は【この時間間隔を養うには慣れしかない】というところであった。


2.BS.CSは気休めでしかないのか?


先日某氏から「アニメは暇つぶしやストレス発散なので根をつめすぎないほうがいい」というアドバイスを頂いた。
見たいときに見る。見ないときは見ない、という使い分け。これが本当に下手糞なのが私である。

ぼんやり見て映像体験を楽しむやり方としてはこのアニマックスやキッズステーションAT-Xは非常に有用である。地上波では絶対にアニメを放映しない真昼間でも放映しているため、映像を見ている時間に穴が生まれにくくなるからだ。
ただ、1.での記述どおり、何時何が放映されているかあいまいな状態で飛ばし飛ばしの視聴になると、物語の連続性が失われてしまう。興味の掘り起こしや、それこそ暇つぶしとしては有用だが、これでは当初の目的からさらに逸脱する自体を招きかねない。私は身をよじるほど本気でアニメを見たいのである。それはモチベーションとは別のところで蠢いていて、その強弱を加味せずともけして交わらないものである。

では、前述の時間間隔を完全に体得したとき、本当の意味で「アニメ充タイム」が訪れるのかどうか、というのはまた別の話である。そのときに自分が心を預けられるアニメに出会うことが必要となる。
その間口を広げるための一助として、やはり持っておいて損のない環境だなぁと、ひとまず自分を納得させた。


3.いとも簡単なAT-Xの契約

AT-Xの申し込みに必要なのはリモコンだけである。
カスタマーに電話する必要も、ネットで必要事項を打ち込む必要も無い。リモコンを使った操作がおよそ30秒で契約が終了した。これは画期的だ。スピーディかつ面倒さが無い。これはメリットのひとつとして勘定しておきたい。
すべてのサービスがこうならないものかと思うが、その気軽さゆえにこれは沼じみているなと恐れも抱くのである。

ところでAT-Xを見るメリットの一つに「おっぱい丸出し」があると思うのだが、まだそういった作品を視聴していないので、早急にヨスガノソラなんかの再放送をやっていただきたい。



4.まとめ。結局これらって必要?

結論から言って「アニマックスとBS11で事足りる」
AT-Xは完全に道楽の世界である。月に1890円支払ってまでアニメを見たいならそうしたらいい、というのがホンネ。
これを毎月支払うならば、旧作DVDをたんまり借りて2作品くらい見られてしまうのでそのほうが有益かもしれない。もちろん費用対効果の面で見るという前提付ではあるが。
それこそ今ならバンダイチャンネルの見放題なんかもあるので無理に契約することは無いかもしれない。それでもテレビでアニメを見たいと思ってしまう人間は、此処に毎月二枚の野口英世を投じて最新アニメ無修正を見ることができる特権を得られる。ある種の選民思想である。手っ取り早く「アニメ充タイム」の片鱗を体感するにはもってこいかもしれない。

ところで、9時ごろに倒れこむようにAT-Xをつけたときに見た「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」のOPが非常にすばらしかったです。こういうきっかけを生むのもAT-Xならではなのかもしれないですね。